Let'sチョイ読み!お金の知恵の活かし方
夢の実現に向かってライフプランを立てよう!
一般向け
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- 家族環境の変化
ライフプランとは何か?
若い皆さんは、きっと、これからの人生で起こり得る結婚、住宅取得、子どもの教育などの大きな出来事に思いを巡らせることがあるでしょう。こうした出来事をライフイベントと呼びます。また、自分なりの夢や希望を反映させた大まかな人生の構想をお持ちの方もいらっしゃると思います。こうした大まかな人生の構想をライフデザインと呼びます。こうしたライフデザインをより具体的に、人生の時間軸の中で位置付けたものがライフプランです。日々なんとなく生活を送ってしまうと、「あの時、こうしていたらよかったのに…」と後悔するかもしれません。「人生は、山あり、谷あり」とよく言われますが、明確なライフプランを立て計画性をもって日々を送ることで、不測の事態に備えつつ、目標や夢も実現しやすくなります。
ライフプランを実現するためには
ライフプランを立て、それを実現していくためには、どうすればいいのでしょうか。
実現のためにはいくら必要?
ライフプランを実現するには、お金も欠かせません。どれくらいの資金がいつまでに必要なのか具体的に調べ、その準備の方法を検討しましょう。とりわけ、多額の資金を要するライフイベント(住宅取得など)の実現には、長期的な視野での資金積立、計画的で無理のないローン返済といった準備を計画的に行う必要がありますので、早めにプランニングしておくと良いでしょう。
家計の見直しも必要
資金準備のための積立や、住宅ローンなど借入金の返済を無理なく行っていくには、限られた収入の中でのやりくりが必要です。つまり、必要性の低い支出は抑え、資金準備や返済に充てる金額を増やせるよう、ライフステージにあわせて優先順位付けを行い、時には、家計の見直しも必要です。
家族と共有する
もう一つ、家族間で各自のライフプランを共有し、方向性を確認して、協力し合うことも重要です。人生には、不測の事態もあり、自分ひとりだけの想いやチカラだけでは実現が難しいこともあります。それぞれのライフプランを共有して協力し合う家族の「絆」も大切です。
ライフプランは変わっていく
ライフプランは、外部環境の急な変化によって、また、ライフステージにあわせても、変更を強いられることがあります。そういう時こそ、冷静かつ柔軟に受け止め、対応していきましょう。
家族環境・構成の変化によって変わっていく
独身期、夫婦期、ファミリー期など、家族構成が変化すれば、当然、ライフプランに影響します。それだけでなく、不測の事態(ご家族を伴う海外転勤、ご両親の突然の介護、病気入院やリストラなど)により、計画の延期、見直し、中止などを決断せざるを得ないこともあるでしょう。
政治経済環境の変化によって変わっていく
ライフプランは、景気動向、政治経済や金融市場の状況、法令・税制度などの環境にも影響を受けます。運用がうまくいかない、ローン金利が上昇しそうだから住宅取得を早めた方がよいとの理由でライフプランを変えることもあるでしょう。
ライフプランは定期的に見直そう
以上のように、ライフプランは、「一度作成したら、それで終わり」という訳にはいきません。
実現したいライフプランに変更はないか?
ライフステージが進むほど、予想と現実の乖離が生じます。例えば、起業を目指したい、子どもの教育を公立中心に計画していたが留学させたいなど、実現したいライフプランが変わったりはしていませんか?
ライフプランに変更がある場合には、準備する金額や時期も変わってくるので、改めて優先順位付けを行ったうえで、全体的な見直しが必要になります。
収入や支出の変化はないか?
昇進や妻の再就職などで収入が増加した、逆に会社の業績不振などで収入が減少した、など収入に変化は生じていませんか?また、子どもの習い事が増えたなど、支出に変化が生じていることもあるでしょう。
収入や支出が変われば、貯められる金額も変わってきます。現在の収支バランスを踏まえ、準備する資金の金額や達成までの期間を見直しましょう。
ライフプランの資金準備はどうなっている?
多額の資金を要するライフイベントの実現に向けて、資金積立・準備、計画的で無理のないローン返済は計画通りに進んでいるでしょうか?
貯蓄や運用の残高も定期的に確認していますか。計画通りに進んでいない場合は、その要因を確認し、家計の見直しやライフプランの実現時期についても検討する必要があります。利用している金融商品が適切かどうかも検討しましょう。
準備する資金の額は妥当か?
ライフプランを立てた当初に策定した予算は今でも妥当でしょうか?
例えば、住宅取得の場合、地価や資材高騰などにより不動産相場が値上がりしていれば、準備する資金額も増やす必要があります。相場や平均値を調べ、準備する資金の額が妥当かどうか確認しましょう。
家族間でライフプランの共有はできている?
ライフプランを立てた当初は、家族間で意見や方向性が一致していても、様々な環境変化によって、いつのまにか方向性にズレが生じていることもあります。
定期的に家族で話し合い、目指す方向性に変更がないか、再度共有しておくといいでしょう。協議したうえで、現実を見据え、ライフプランを見直すことも肝要です。
収入や支出の変化はないか?
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資金準備は計画通りに進んでいるか?
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準備する資金の額は現在も妥当か?
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家族間でライフプランの共有はできているか?
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明確なライフプランを立て、計画的に準備を進めていくことが、心に余裕のある生活、よりよい将来を築いていくことにつながります。「夢」の達成に向けたワクワクする将来を思い描き、そのための準備を具体的に進めるためにも、ぜひこの機会にライフプランの立案、見直しに取り組んでみてはいかがでしょうか。
執筆者:キムラミキ