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Let'sチョイ読み!お金の知恵の活かし方

生活の中で考えられるリスクを見つけよう!

初心者向け

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あなたの周りにもリスクは潜んでいる

結婚、子育て、住宅取得など、将来のライフプランを立てて、このプランを実現するためにはどの程度のお金が必要か、そのお金をどうやって準備するかを考えることは、とても大切です。実は、こうした生活設計を行ううえで、もう一つ重要な視点があります。それは、今後の人生で発生するかもしれないリスクを考え、必要な備えをすることです。

リスクへの備えには、リスクを回避すること、予防すること、減らすことも含まれますが、ここでは「リスクが現実のものになってしまった場合に、それによって生じる経済的な(お金の面での)損失に備える」ということを考えてみましょう。

一口にリスクといっても、死亡、病気やケガ、事故にあうこと、事故を起こすこと、火災や震災で自宅が滅失してしまうことなど、さまざまなものがあります。経済的な損失が小さければ、貯蓄を取り崩すことで対応できますが、中には、滅多には起こらないけれど、万が一自分や家族の身に降りかかったら、大きな損失をもたらす(まとまったお金が必要になる)リスクもあります

例えば、幼い子どもを残して働き手である自分が病死してしまう、車やバイクを運転していて他人をケガさせてしまい多額の損害賠償を支払わなくてはならない、といったケースなどです。これらのリスクの場合には、とても貯蓄だけでは対応しきれません。

保険は助け合いのしくみで成り立っている

そこで考えられるのが、「保険」を利用することです。

保険は大勢の人が公平に保険料を負担し合い、いざリスクが現実になって損失が生じてしまった人に、その中から一定のお金を支払うもので、大勢の人による「助け合い」「相互扶助」のしくみで成り立っています。

「保険」の「相互扶助」のイメージ図

かみくだいて説明すると、たくさんの人が少しずつお金(保険料)を出し合って仲間になり、大きな共有の財布(保険会社が管理)にお金を貯めます。そして、仲間の誰かに病気やケガ、死亡などのリスクが現実のものとなって経済的な損失が発生したら、共有の財布の中からお金(保険金・給付金など)を出して助けるというしくみです。

このように、保険に加入する人たちは、保険料を少しずつ支払うことによって、大きな損失が発生する場合のリスクに、あらかじめ備えているのです。

「生命」、「病気、ケガ」、「モノ」に関するリスクに備える保険

保険は大きく「生命保険」、「医療保険」、「損害保険」の3つに分けられます。

生命保険は、主に「生命」に関するリスクに備える保険であり、具体的には、死亡のリスク(万が一のことがあったときに、遺された家族の生活に及ぼすリスク)、長生きのリスク(老後の生活における経済的なリスク)に備えるものです。

医療保険は、主に「病気、ケガ」に関するリスクに備える保険であり、具体的には、病気やケガなどにより、入院手術の費用をまかなうお金が不足するリスクや、仕事ができなくなり収入が減少するリスクに備えるものです。

損害保険は、主に「モノ」に関するリスクに備える保険であり、具体的には、のリスク(交通事故等による対人・対物・自損などの損害によるリスク)、住まいのリスク(火災や地震などにより、建物や家財が損害を受けるリスク)、賠償責任のリスク(他人にケガを負わせたり、モノに損害を与えたりした場合のリスク)に備えるものです。

このように、「保険」が利用できるリスクは実にさまざまなものがありますが、必要以上の保険に加入するとお金が無駄になってしまいます。まずは自分の日々の暮らしを見つめて、生活の中で考えられるリスクを見つけ、どのリスクにどのくらい備えればよいかを考えてみましょう。

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