こづかい帳(おこづかいきろく)
「こづかい帳」をご指導いただくにあたって
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子どもたちに「こづかい帳」の使用をご指導いただくにあたり、「目標を立ててその実現に向かって努力すること」や「よく考えて必要のあるものを買うこと」に重点をおいていただければ幸いです。
これは、子どもたちにとっては、できるだけ多くの金額を貯蓄することより、夢や目標に向かってお金の面でもこつこつと計画的に工夫や努力をしたり、必要なものをよく考えて買う習慣をつけることが大切であると考えられるからです。
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また、子どもたちの継続的な「こづかい帳」記入を可能とするため、先生方あるいはご家庭の方に、一定の頻度で(毎週、あるいは、一ヶ月に一度など)、子どもたちのこづかい帳にお目通しいただければ幸いです。
先生方あるいはご家庭の保護者の方が見守ってくださることにより、子どもたちは健全な金銭管理の習慣を身につけることができますし、先生方や保護者の方々には、複雑化する子どもたちの生活実態をより的確に把握していただくことができるものと思われます。
なお、先生方や保護者の方々による記入内容のご確認や子どもたちとのコミュニケーションにお役立ていただくため、「確認欄」「おうちの人や先生の感想欄」を設けておりますので、ご活用いただければ幸いです。
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また、子どもたちに、もし「何に使ったのか分からない」金額があってもあまり深く悩まず、使途不明金額を明記の上、記入を続けるようご指導いただければ幸いです(そのために「何に使ったのかわからない場合の記号」を工夫するよう促して頂くのも一案です)。
子どもたちにとっては、厳密さにこだわるよりも、多少不明な点があろうとも継続的に自分のこづかいを管理していくことが重要であると考えられるからです。
- 先生方におかれましては、大変ご多忙な中、誠に恐縮に存じますが、上記の各点にご配慮頂き、ご指導賜りますようよろしくお願い申し上げます。