金融用語解説
知的財産権とは
有形の財産ではなく、人間の精神活動の結果として創造されるアイデア、デザイン、作品など無形のもので財産的価値のあるもの。知的所有権とも言う。
知的財産権には、特許権、実用新案権、意匠権、商標権の工業財産権(産業財産権)と著作権、著作隣接権などの権利がある。
現代は、バイオテクノロジーや情報通信などの分野での技術開発が盛んであり、知的財産権の保護を強化することが、一国の経済や産業の競争力を高めるものとの認識が、国際的にも広がっている。
日本では、大学等の研究開発条件を整備して、知的財産の企業経営への積極活用を促すため、2002年には知的財産基本法を制定し、翌年、政府内に知的財産戦略本部を設置した。
また、2005年には知的財産に関する事件を専門的に取り扱う知的財産高等裁判所を設置した(東京高等裁判所内)。
この情報は、2015年(平成27年)10月時点の情報です。