金融用語解説
金融庁とは
2000年7月に金融監督庁と大蔵省金融企画局が統合して発足した行政機関。
2001年1月の省庁再編により、金融機関の不良債権・破綻問題に対処する目的で1998年に設置されていた金融再生委員会も金融庁に合流し、内閣府の外局となった。
その役割は第1に、金融制度の企画、立案、法案の作成である。
第2に金融機関の検査である。銀行や保険会社などの金融機関に対して、検査による経営実態のチェックを厳格に行っている。
第3に金融機関の監督で、金融機関の財務データの分析により経営の健全性を監視している。
また、個別金融機関の破綻処理などの機能を持つ。金融庁の中には、証券取引等監視委員会(日本版SEC)も設置され、証券取引の公正にかかわる検査などを行っている。
この情報は、2015年(平成27年)10月時点の情報です。