金融用語解説
振り込め詐欺とは
電話、メール、ハガキなどを使って相手をだまし、お金の振り込みや手渡しを要求する犯罪行為。
従来、「オレオレ詐欺」や「架空請求詐欺」、「融資保証金詐欺」などと呼ばれていたが、2004年に警察庁により「振り込め詐欺」と呼称が統一された。電話で高齢者などに子や孫であると思いこませ、さまざまな口実でお金を振り込ませる、ハガキやメールで有料サイト利用料として架空の請求を行う、融資すると偽って保証金の振り込みを求めるなどのほかにも、詐欺の手口は多様化している(あなたの俳句を掲載したい、財産を譲るなど)。
また、振り込みを求めるのではなく、現金を持参させたり、自宅まで取りにくる「手渡し型」の手口も都市部を中心に増加している。
警視庁(東京)が啓発のため独自に新名称を公募したところ、「母さん助けて詐欺」「ニセ電話詐欺」「親心利用詐欺」が選ばれた。電話、メール、ハガキなどによるあやしげな連絡や心あたりのない請求は相手にしない、犯罪の手口を知る、親子で対策を相談しておく、「あやしい」と思ったらすぐ周囲の人や消費生活センターに相談する、悪質な場合は警察に届け出る、などの対応がのぞましい。
この情報は、2015年(平成27年)10月時点の情報です。