金融用語解説
分散投資とは
お金を投資(運用)する際に、投資の対象などについて、集中するのではなく、「分散」すること。
投資対象について、1つの(少数の)資産に投資するのではなく、性質がなるべく異なる複数の(多数の)資産に分散することにより、各資産の価格の動きが打ち消しあい、リスクを減らすことができることが多い。
たとえば、
1.株式投資をする場合、輸出型企業と内需型企業を組み合わせる、
2.株式だけではなく、債券、不動産、商品その他の資産にも運用する、
3.国内の資産だけでなく、海外の資産にも投資する(国際分散投資)、
などがその例である。欧米の「卵を1つのかごに盛るな」との格言や、わが国の「資産三分法(四分法)」などの表現は、分散投資の必要性を説くものとして昔から存在していた。
また、投資時期についても、1つの時期に集中的に投資するのではなく、投資する時期を分散することにより、たとえば価格が高騰(相場が過熱)した時期に購入が集中するのを避けることができ、リスクを軽減する効果が期待される。
この情報は、2015年(平成27年)10月時点の情報です。