きみはリッチ?―多重債務に陥らないために―
気をつけよう!カードとお金の使い方。
目次
全ページ一括のファイル(PDF 4,702KB)
表紙・目次(PDF 1,058KB)
『きみはリッチ?』―この本で伝えたいこと―(PDF 552KB)
『プロローグ』―きみならどうする?―(PDF 538KB)
1. ザ・借金―クレジットもローンも借金!―(PDF 724KB)
2. カードのはなし―カードは“ドラえもんのポケット”ではありません―(PDF 629KB)
3. クレジットのはなし―クレジットは夢のしくみ?―(PDF 693KB)
4. 多重債務者のはなし―悲しき多重債務者からのメッセージ…―(PDF 577KB)
5. 利息のはなし―利息制限法を上回る利息を払わなければいけないの?―(PDF 813KB)
6. 契約のはなし―「契約」はあなたをしばります―(PDF 725KB)
7. 保証人のはなし―気軽に保証人になると…―(PDF 701KB)
8. ヤミ金融のはなし―甘い誘いのウラに―(PDF 737KB)
9. 多重債務に陥らないために(PDF 815KB)
10. 自己破産のはなし(PDF 904KB)
Q&A こんなときどうしたらいいの?(PDF 3,167KB)
『エピローグ』―豊かなくらしへのメッセージ―(PDF 547KB)
- 翔と由佳の場合
読み終えて、これから…!(PDF 562KB)
教育関係者向け資料
はじめに
現在の私たちの暮らしは、さまざまな物があふれる大変豊かなものになりました。また、クレジットカードが普及し、利用者の社会的な信用にもとづいて、手元にお金がなくても欲しい物を買うことができるなど、たいへん便利な社会になりました。
しかし、その便利さの一方で、金銭の価値に対する感覚を鈍らせたり、契約やカードなどに対する理解不足から、思わぬトラブルに巻き込まれる危険と隣合わせの社会でもあります。複数の金融業者から次々とお金を借りた結果、生活に行きづまってしまう、いわゆる「多重債務」が、社会的に大きな問題となっています。
このような社会の中で、私たちが身のまわりにある便利さを、主体的に判断して有効に活用するためには、物やサービス、そして金銭の価値に対する正しい感覚とともに、カードやお金を借りる際の「仕組み」や「契約」などに関する基本的な知識が必要となります。
本書では、クレジットやカード、利息、契約、保証などの、社会生活のうえで身に付けなければならない基本的な知識などを分かりやすく解説するとともに、「多重債務」問題に巻き込まれないための知識や心構え、そして、万一トラブルに巻き込まれた場合の解決のヒントを紹介しています。
皆さんが、契約や金銭に関することで疑問に感じたことがあったときは、この本を読みかえしてみましょう。かならず手がかりが見つかるはずです。
社会に羽ばたこうとしている高校生の皆さんが、自ら主体的に判断し、適切に行動することができる消費者となることを期待しています。
執筆(50音順):
弁護士 宇都宮健児
横浜国立大学名誉教授 西村隆男
執筆協力(50音順):
元日本産業専門学校講師 阿部智子
元新潟県立長岡向陵高等学校教諭 池山純子
元東京都立第三商業高等学校嘱託 大根和夫
青山学院大学非常勤講師 梶ヶ谷穣
東京都公民科・社会科教育研究会参与 鈴木辰郎
本コーナーは、金融広報中央委員会発行「きみはリッチ?ー多重債務に陥らないためにー」(2003年(平成15年)3月初版、2019年(平成31年)1月改訂)を転載しています。