金融用語解説
エコマネー(eco money)とは
地域における環境、福祉、文化の創造を旗印に、コミュニティのネットワークを活用した従来の貨幣経済とは異なった人間性豊かなマネー。
地域通貨とも呼ばれる。地域の市民ボランティアが提供する介護サービスや文化教養的サービス、地域住民がふだん必要とする食料品や日用品、理容美容サービスなどが主な取引の対象となる。エコマネーでは取引の当事者が自由に値付けを行う。現在流通する貨幣のように銀行などを介して利子を得たり、銀行が預金以上に貸出を行い信用創造する金融仲介機能をエコマネーは持たない。
経済の地域内循環を重視しており、手元に保有することはできるが決済機能のみのマネーである。欧米を中心に3,000以上の地域に実施例があるといわれ、日本国内でもいくつもの地域(市、区、町、村、商店街、小コミュニティなど)で実施、実験、導入の検討が行われている。
この情報は、2015年(平成27年)10月時点の情報です。