わたしを守る「生命保険」
1. 生命保険の基本
(2) 人のために生命保険、モノやコトのために損害保険
生命保険は、もともと人の命に関わることを対象としています。一方、損害保険は、もともと物が壊れたときなどの損を扱います。「車両保険」、「火災保険」、「地震保険」は損害保険です。また、「ペット保険」も損害保険に分類されます。
ケガや病気にかかわる分野は、生命保険も損害保険も両方が扱っています。「傷害保険」は事故でケガをして入院、通院、死亡したときに保険金が支払われる損害保険です。海外に行くときに欠かせない「海外旅行保険」は、傷害保険に物の損害や病気の保障を組み合わせた損害保険の一種です。
「年金保険」、「介護保険」、「医療保険」は、もっぱら生命保険会社が扱いますが、最近では、一部の損害保険会社も販売しています。規制緩和の流れの中で、生命保険と損害保険の境が曖昧になってきているのです。
「生命保険」と「損害保険」、どちらも私たちの暮らしにとって大切です。このコンテンツでは生命保険の話をします。