金融教育公開授業
2013年度 金融教育公開授業
長崎県金融広報委員会
長崎市立桜馬場中学校
金融広報中央委員会
長崎の実施報告
「金融教育公開授業 in 長崎(桜馬場中学校)」(11月22日開催)
長崎市立桜馬場中学校は、長崎市の中心部に位置し、「国際社会に生きるよき日本人の育成」を学校教育目標に掲げる今年度開校66年目を迎える学校です。
同校は、長崎県金融広報委員会により金融教育研究校の委嘱を受けており、金融教育活動の一環として、11月22日(金)に金融教育公開授業を行いました。3年生の社会科での公開授業に引続き、ファイナンシャルプランナーの洞口勝人氏による講演会を開催し、全校生徒が参加しました。
▼ 参加者内訳:
1.公開授業
公開授業では、「企業をつくろう」と題し、生徒たちがこれからの世の中に求められる会社について考え、発表を行いました。
まず、ゲストティーチャーから講話があり、世の中に求められる会社は継続・発展していく特徴がある、食品誤表記問題にみられるように利益追求と社会的責任とのバランスをとることが大切、どのような人材がこれからの社会で求められているか、といったお話を伺いました。
その後、生徒たちは、自分がつくろうと思う会社についての考えを各自でワークシートにまとめ、班内で活発な意見交換を行ったうえで、各班の代表が練り上げた案を発表しました。発表では、「会社が継続・発展するための条件は、利益だけではない。人の役に立つことが大切である」との意見が多く寄せられました。
2.講演会
公開授業の後、洞口勝人氏による「学校では教えてくれない身近な経済・お金の話」と題する講演が行われました。
洞口氏は、生徒の周囲を歩いて回り生徒に問いかけながら、人口の推移、平均年齢、工場で働く人の時給などについて、日本と他の国を比較し、日本の現状を具体的な数値を挙げて「見える化」して話されました。生徒たちは、洞口氏からの質問に周囲と相談したり、自ら考えてレジュメに数値を記入したりしながら、回答していました。洞口氏から答えを知らされると、生徒たちは自分の想像と現実との違いに驚きの声を上げていました。
講演を聞いた生徒たちからは、「10円を大切にしようと思った」「他の国の賃金が日本とあまりにも違っていて驚いた」との感想が聞かれました。
3.プログラム
- 13:30~14:20
- 公開授業
「企業をつくろう」(3年5組・社会科)
授業者:長崎市立桜馬場中学校教諭 池田功一 - 14:35~14:40
- 開会挨拶
長崎市立桜馬場中学校校長 松本朋子 - 14:40~15:50
- 講演「学校では教えてくれない身近な経済・お金の話」
講師:洞口勝人氏 - 15:50~15:55
- 生徒代表 お礼のことば
閉会挨拶
長崎県金融広報委員会 宮阪隆彦