金融用語解説
オープン価格(open price)とは
製造業者が自社の製品の定価を決定せずに、小売り業者が販売価格を自由に決定すること。
わが国では製造業者が希望小売価格を設定する建値制が採用されてきたが、大型スーパーやディスカウントストアなどによる価格競争によって建値制がうまく機能しなくなった。そこで製造業者が価格設定をせず、小売り業者が自由に価格を設定するオープン価格が採用されるようになった。
パソコン、カメラ、家電など値崩れが激しく旧機種の在庫を処分するため大型店の割引が日常化していた製品からひろがりはじめ、食品、衣料、日用品など価格破壊のなかで多くの分野にひろがった。
この情報は、2015年(平成27年)10月時点の情報です。